水平面、前額面、矢上面の中心線

自分の体の中心を

意識したことはあるでしょうか

「身体を使うことは自分を教育すること」

バカの壁で有名の養老孟子さんが言われた言葉です

便利な物が開発されるに連れて身体機能を

使わなくなることが増える昨今ではありますが

今回は自分の体の中心はどこにあるのか...

これをテーマにして掘り下げていきたいと思います

人体の中心(真中)はどこか

人の中心は肚(臍奥)を十字に結んだ

ちょうど真ん中を指します

臍の正中線の前後を結ぶと

臍のちょうど真裏には腰椎の3番があります

正中線の上下は百会と会陰のツボ

百会:頭のてっぺんで両耳の先端を結んだ場所

会陰:肛門のやや前あたりのくすぐったいところ

これら体の中心を貫くラインを、日本の武道(術)や

伝統芸能では「中心線」と呼びます

この中心線をお臍の水平ラインで

前後左右の十字に結んだ点が

その人の真中(まなか)です

百会と会陰を結んだ十字線

前額面、矢状面、水平面について

解剖学の用語でいうと

体全体の前後を2等分したのを前額面

左右を2等分したのを矢状面といいます

前額面と矢状面がお臍の水平面で交わる

ポイントを「真中」といいます

(写真参考)

水平面、前額面、矢状面の図

この身体の中心は東洋医学の概念では

陰と陽に分けることができます

上半身(陽)・下半身(陰)

左(陽)・右(陰)

背(陽)・腹(陰)

これらの中心にあたるところが

その人の真中を指すとも言えます

霊・心・体を整える十字の光イメージ

この真中の十字をイメージすることで

身体の中心軸がズレているときに

スッと戻すことができるようになります

他にもよからぬストレスがかかった時などに

その時は心がブレたりしても

この十字をイメージすることにより

スッと自分の中心に戻ることができます

霊・心・体のどの場合でも

この肚中の十字はバランスよく

応用できるのが卓越したところです

そして十字のイメージは真白(光)に

して頂くのがよいです

光というのはすべての色に属さず

それでいて包括することができる

特別な色のようですね

前後、左右、上下を貫いている光の十字を

ぜひイメージしてしてみてください

肚の十字と肚の底の画像

臍下(せいか)丹田と陰陽の中心

この臍の奥の十字のイメージですが

まだ続きがありまして...

十字の下3寸に臍下(せいか)丹田と

呼ばれるポイントあります

臍下丹田の位置はヘソから3寸(指4本分)下の位置から

中にまた3寸入ったところにあります

この臍下丹田には生命の根本が

集合していると言われており

東洋医学の「難経」という医書にも記載があります

「臍下腎間の動気は、人の生命なり、十二経

(鍼灸学の身体を流れる気の流れの十二経脈のこと)

の根本なり」と書かれてあります

この臍下丹田は肚の底とも言われており

ここを開くことは心を開くことにも繋がります

ポイントとしてはヘソの奥の十字をイメージして

そこから下に3寸下にある臍下丹田を意識して開きます

そうすることで肚から全体をどっしりと

構えることができて魂・心・体ともどもに

華開いたような笑みの感覚になります

最後までお読み頂きありがとうございました

臍下丹田と肚底の想いを開く画像

魂・心・体の軸を同時に整える!

肚中を十字に結び肚底を開く方法を動画で解説