舌の裏側にある舌下小帯が伸びることで
改善される不調はいくつかあります
舌下小帯は発音や嚥下、姿勢にも関わってきますので
その理由と伸ばし方をご紹介させて頂きます
舌下小帯が縮むことで起こる不調
舌小帯短縮症という病態がありまして
舌の裏にある舌小帯の根元が癒着して
舌の動きを制限してしまう異常がおきます
これにより舌足らずになって
発音に影響が出ることがあります
(具体的にはた行”たてと”だでど”と、ら行)
また舌と顎と頬は協調して咀嚼をするために
舌の動きに制限があると咀嚼や嚥下にも関わるため
食べる、飲むといった動きにも影響してきます
よく口から飲食物をこぼすといったのも
この要因のひとつです
最後に舌の位置は姿勢にも関わってきます
舌の位置は上あごの裏(スポット)に
着いているのが本来の位置なのですが、
この舌下小帯が縮むことで
舌が上にあがらなくなります
舌が下側にさがると顎があがりやすくなり
首こりや肩こりの原因にもなります
舌下小帯は伸びるのか
結論から言いますと
舌下小帯は子供であろうと大人であろうと
筋組織なのでストレッチ次第で伸びていきます
舌の動きが悪いけれどわざわざ
舌小帯を手術してヒダを切るまでもないと
感じる人は一定数いるはずです
舌下小帯が伸びることで改善されること
舌小帯が伸びることで
まず発音が良くなります
また舌が上に伸びやすくなることで
呼吸がしやすくなったり、
姿勢にも良い影響を与えます
子供の内から舌小帯が伸びていると
歯並びにも良い影響を与えますので
舌小帯が伸びることの恩恵は
かなり大きいと感じています
舌下小帯の伸ばし方
最後に舌小帯の伸ばし方です
①まず舌を上顎の裏にあるスポットにあてます
②スポットにあてた舌を前に出していきます
③上の歯の前歯を通り越して
写真のように口の中から外へ出していきます
④できるだけ舌を斜め下に出して伸ばします
(舌下小帯が伸びている感じがあればOKです)
やればやるだけ舌下小帯は伸びてきてくれます
舌が短いと感じている方や活舌や発音を
良くしたいと思っている方は
ぜひ取り組んでみてくださいね